20日午後の定例記者会見で、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官はマレーシアの沿岸警備隊の巡視船がベトナム東部海域(いわゆる南シナ海で)ベトナム漁船を銃撃し、ベトナム人の漁師1人が死亡した件について、「深い懸念」を表明しました。また、ベトナム外務省領事局はマレーシア当局に対し、この事件の真相を究明・調査し、ベトナム漁民を死亡させたマレーシア海上法令執行庁の職員を厳格に取り締まり、ベトナム漁民を人道的に対応するよう要求したとしています。
そして、ハン報道官は、ベトナム当局はマレーシア当局との連絡を維持しており、事件に関する情報の提供と、拘束されている18人の漁民への訪問を要求していると明らかにしました。