席上、ベトナムのダン・ディン・クイ国連大使は発表を行い、「ソマリアの平和、安定、発展の追及はソマリア主導による政治プロセスに沿って進められる必要がある」と強調しました。また、ソマリアの首都モガディシュでの武力衝突に懸念を示すとともに、武力衝突と政治的分裂はソマリアの不安定な情勢を引き起こす要因であるとの見解を述べました。
さらに、クイ大使はこの間、一般人や政府高官、ソマリア軍事部隊、及びアフリカ連合ソマリア平和維持部隊を標的に行われたイスラム過激派組織「アルシャバーブ」の攻撃を糾弾するとともに、ソマリア政府に対し、一般人の安全保障措置を強化し、子どもをはじめとする一般人への攻撃事件の調査を進めていくよう求めました。
そして国連や地域と国際組織に対し、人道プログラムや経済発展プロジェクトを通じてソマリアの支援を推進していくよう要請しました。
