在ベトナムアメリカ大使館のマーク・ナッパー大使は、「今年はベトナムとアメリカの関係にとって素晴らしい年である。両国は包括的パートナーシップ樹立10周年を記念するほか、去る9月に行われたジョー・バイデン大統領によるベトナム国賓訪問を機に、その関係を平和、協力、持続可能な開発のための包括的な戦略的パートナーシップへ格上げする共同声明を発表したことは有意義なものである」との見解を示しました。
また、「年内に、アントニー・ブリンケン国務長官や、ジャネット・イエレン財務長官、トマス・ヴィルサック農務長官などバイデン政権の指導者らがベトナムを訪問したことは両国の包括的な協力を反映する」と強調しました。
ベトナムとアメリカとの関係の今後の展望について、ナッパー大使は、「両国は、関係の格上げに関する共同声明で打ち出された目標の実現のために決意を固め、その中で、半導体エコシステムの開発とインベンション・イノベーションにおける協力は最優先事項である」と強調し、次のように語りました。
(テープ)
「協力分野がさらに強化されることを期待しています。新しい分野でも協力できることを願っています。来年は、両国関係の格上げに関する共同声明で打ち出された目標の実現のために、やるべきことがたくさんあると思います。これはベトナム国民とアメリカ国民に対する私たちの責任です」
一方、在ベトナム韓国大使館のチェ・ヨンサム大使は、「着任してからこの3か月間だけで、ベトナムに住んでいる20万人以上の韓国人がベトナムでの永住を望んでいる理由を理解した」と述べました。同大使は、「政治・貿易・投資観光分野において、ベトナムと韓国は互いに、重要なパートナーであるだけでなく、家族のように親しい関係がある。これは両国関係を強化する基盤である」との確信を表明しました。
他方、在ベトナムオーストラリア大使館のアンドリュー・ゴレジノフスキー大使は、「2023年に、アルバニージー首相をはじめオーストラリアの多くの指導者がベトナムを訪問したことは両国関係にとって重要な節目である」と明らかにするとともに、「両国は貿易や、通信、教育、気候変動対応などの分野における協力を拡大させ、これは将来の二国関係に突破口を切開くための強固な土台である」と述べ、次のように話しました。
(テープ)
「あらゆる分野での協力はより強力かつ効果的になっています。今年はベトナムとオーストラリアの関係にとって素晴らしい年ですが、来年はさらに良くなるでしょう。ベトナムとベトナム国民にとって、今年も良い年です。来年もベトナムがさらに成功を収めていくよう願っております」
(VOVWORLD)