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ベトナム通信社が投票で選んだ２０２１年世界１０大ニュース

27/12/2021

2021年12月9日、フランスのパリのクリスマスマーケットで買い物をする人々。（写真：THX / VNA）

多くの国が新型コロナウィルスによる安全な生活に移行しています。 COP26会議は、排出削減に関する多くのコミットメントを達成しました。アフガニスタンでのタリバンの政権復帰は... ベトナム通信社によって投票された2021年の傑出した世界の出来事のいくつかです。

1.多くの国が新型コロナウィルスとの共存・共生に移行

新型コロナウイルスの変異株、特にデルタおよびオミクロンは新型コロナウイルスのパンデミックを複雑にし、世界中で２億７０００万人以上が感染症例があり、５３０万人以上が死亡しました。

神奈川県横須賀市で新型コロナ検査のサンプルを採取する医療スタッフ。（写真：AFP / VNA）

世界保健機関は、８つの新型コロナ感染症ワクチンの緊急使用を承認しました。多くの国が「ゼロコロナ」から「ウィズコロナ」へ方針を変更し、集団予防接種を促進し、予防接種規制を適用しています。
現在までに、世界の人口の５６％以上が既定回数でワクチン接種を受けていますが、貧しい国々のワクチン接種率は１０％未満です。

2. COP２６は排出削減に関する多くのコミットメントを採択

グラスゴー（英国）で開催された国連気候変動枠組条約第２６回締約国会合（COP２６）は、全会一致でグラスゴー気候コンパクトを採択し、地球の気温の上昇を１.５℃以下に制限するという目標を維持するというコミットメントを再確認しました。

2021年10月31日にスコットランドのグラスゴーで開催されたCOP26会議の開会式。（写真：AFP / VNA）

多くの国はまた、純排出量をゼロにし、森林破壊を終わらせ、温室効果ガスのメタン排出量を２０３０年までに３０％削減し、化石燃料セクターへの投資を終わらせるための具体的な期限を発表しました。同時に気候変動に対処するための貧しい国々と発展途上国への財政支援のレベルを高めることを約束しました。
この会議は気候変動へのグローバルなアプローチにおける一歩となりました。

3. ASEANは地域の安定と発展のために努力

ASEANはミャンマー情勢の解決、新型コロナ感染症対応における協力の促進、経済回復、２０２５年以降のASEAN共同体のビジョンの構築に関して５つの合意に達しました。

ハノイでの第39回ASEAN首脳会議。（写真：ズオン・ザン/ VNA）

ASEANはまた、中国およびオーストラリアとの包括的戦略的パートナーシップの確立により外交上の痕跡を記し、英国に完全な対話国の地位を付与し、地域外のパートナーおよび組織との協力におけるASEANの中心的役割を示しました。

4.中国は裕福な包括的な社会を構築する目標を達成したと宣言

中国は共産党創立１００周年（１９２１年７月１日）を迎え、裕福な包括的な社会を構築するという目標を達成し、２０４９年までに現代的、豊かさ、民主主義、文明、調和、美しい社会主義国家を包括的に構築するという新たな段階に入ったことを確認しました。

中国貴州省畢節市のスーパーマーケットの屋台。（写真：THX / VNA）

中国はすべての分野で卓越した包括的な成果を達成し、その役割と影響力が高まっていることを示しています。中国は現在、世界第２位の経済大国となり、１３０カ国の最大の貿易相手国で、世界の経済成長に約３０％貢献しています。

5.ジョー・バイデン米国大統領は前任者の多くの政策を変更

「パートナーと仲良くなり、敵を調査する」という方針で、ジョー・バイデン大統領は、前任者の方針の多くを変更しました。バイデン氏は米国を一連の多国間組織と国際協定に再び関与し、伝統的な同盟国との関係を強化し、利益を最大化し、米国の国際的地位を回復するためにAUKUSのような同盟を構築しました。

2021年12月16日、ワシントンDCのホワイトハウスで講演する米国大統領ジョー・バイデン。（写真：AFP / VNA）

国内では、ジョー・バイデン大統領が１.９兆米ドル相当の経済救済パッケージ「アメリカ救済計画」に署名し、２.３兆米ドル相当のインフラストラクチャを構築する計画を提案し、銃規制を強化し、移民問題に関するいくつかの締結を行いました。

6.タリバンがアフガニスタンで政権に復帰

８月１５日、タリバーンは首都カブールを支配し、２０年を経てアフガニスタンの政権に復帰しました。現在、新しいタリバン政府は国際的に認められておらず、南アジアの国は激しい紛争、民族分裂、テロの脅威、深刻な人道的危機に直面しています。

2021年8月15日、アフガニスタンのラグマン州メフタルラーム市で通りをパトロールするタリバン軍。（写真：THX / VNA）

国際社会は、米国が２０２１年８月３１日にアフガニスタンからすべての軍隊を撤退させる計画を公式に完了した後、アフガニスタンの状況を安定させ、多国籍テロ活動を防ぐための取り組みを強化しました。

7.ドイツのアンゲラ・メルケル首相は１６年間の政治の舞台から去る

２０２１年１０月２６日、ドイツのフランク・ヴァルター・シュタインマイヤー大統領は任期終了の決定をアンゲラ・メルケル首相に手渡しました。

2021年10月26日にベルリンのベルビュー宮殿でアンゲラ・メルケル首相（左）に任期を終了する決定を手渡したドイツのフランク・ヴァルター・シュタインマイヤー大統領（右）。（写真：AFP / VNA）

アンゲラ・メルケル首相は２００５年以来、４期連続で任期を務め、強力な女性政治家としての地位を確立し、ドイツと欧州連合（EU）を率いて、世界の困難な時期を乗り越えてきました。

8.エネルギー危機と世界的なサプライチェーンの混乱

世界規模でのエネルギー不足と世界的なサプライチェーンの混乱は、多くの商品の供給と流通に深刻な影響を及ぼしています。石油、ガス、石炭の価格は急騰し、電力価格を押し上げ、消費者物価指数を引き上げ、インフレを引き起こしました。電力や生産資材の不足により多くの企業や工場が閉鎖され、世界の景気回復に悪影響を及ぼしました。

ブダペスト（ハンガリー）の東200km以上にあるHajduszoboszloの天然ガス管理センターでガスパイプラインシステムを定期的にチェックする労働者。（写真：AFP / VNA）

9.宇宙への旅行と文化の痕跡

宇宙探査への旅は民間宇宙旅行産業の爆発的な成長のおかげで大きな進歩を遂げました。
７月２０日、アメリカの億万長者ジェフ・ベゾスは、彼の会社ブルーオリジンによって研究開発されたニューシェパード宇宙船の最初の宇宙探査に参加しました。最年少の乗客は１８歳のオランダ人学生でした。

2021年10月13日、米国テキサス州ウェストから離陸するブルーオリジンのニューシェパード宇宙船。（写真：AFP / VNA）

三か月後、ブルーオリジンは最年長の乗客９０歳のカナダ人俳優ウィリアム・シャトナーを乗せて二回目の飛行を行いました。
１０月、ロシアの撮影クルーが国際宇宙ステーション（ISS）で１２日間を過ごし、宇宙での最初の映画「チャレンジ」の撮影を行いました。ロシアの報道機関TASSはISSとメディア機関で最初の常駐代表事務所を開設する契約に署名しました。

10.多くの主要国際スポーツイベントが再び開催

新型コロナ感染症により１年間延期され、２０２０年夏季オリンピックと２０２０年パラリンピックが２０２１年７月下旬から９月上旬にかけて日本で開催されました。６月と７月には、ヨーロッパの１９都市でEURO２０２０欧州選手権、ブラジルで２０２１年のコパアメリカ南米サッカー選手権も開催されました。