同センターのレー・スアン・フイ副センター長は「日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、日本の第2次実験衛星計画の一環として、同センターが開発・製作した超小型衛星『ナノドラゴン』を含む15機の人工衛星を今年中に打ち上げる予定だ」と語りました。
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「宇宙技術はハイテク分野であり、知識が高い人材、や充実したインフラ設備、長期的な発展方向を求めています。ある衛星を開発するためには5年~7年間かかります。長期的な発展方向を定めないと人材を確保できないため、投資を引き付けられません。」
この衛星は2016年から2020年にかけて行われた、超小型衛星プロジェクトの成果です。重さは4キロ以上で、宇宙空間での衛星測位や海上での船舶の追跡・監視などを行うための光学映像装置として利用される予定です。
ベトナム国立宇宙センターはナノドラゴンの前に2013年に重量1キログラムの超小型衛星「ピコドラゴン(PicoDragon)」と2019年1月、50キログラムの衛星マイクロドラゴン(MicroDragon)の製造に成功し、宇宙に送りました。
フイ氏によりますと、VNSCは衛星の組み立てとテストをする施設の建設に注力しており、最大180キログラムの衛星開発を目標にしているということです。