スタンダードチャータード銀行が公表したベトナム経済の最新レポートによりますと、新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に停止していた観光活動が再開されて以降のベトナム経済は年末までに急速に回復すると予測されています。また、ベトナムのGDP=国内総生産の伸び率は今年の第3四半期と第4四半期、および今年通年にはそれぞれ10.8%、3.9%、6.7%になると見込まれています。
スタンダードチャータード銀行の分析によりますと、ベトナムの8月の小売高は、昨年同期と比べ60%、工業生産、および輸出入の伸び率は15%を超える可能性があります。さらに、8月のインフレ率は3%程度になるということです。
一方で、HSBC=香港上海銀行の専門家は、ベトナム経済が引き続き一定の成功を収めるだろうと評価しています。