ハノイで開かれた記者会見で、国家主席府のカン・ディン・タイ副主任は「特赦制度は憲法に規定された制度で、民族の人道主義的伝統を体現するものである」と説明しました。
注目すべきは、この特赦に国籍による制限がないことです。今回は18の国と地域の外国人受刑者66人も含まれています。
実は、今年4月にも特赦が行われ、その時は8055人が対象となりました。今回と合わせると年間で約2万2千人が特赦されることになり、これは過去最多の規模だということです。
一方、公安省のグエン・バン・トゥイェン次官は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムでは過去80年間で40回の特赦を実施してきました。2009年以降だけを見ても、国家主席は11回にわたって約10万人の受刑者に特赦を与え、彼らの社会復帰を支援してきました」
特赦の実施にあたっては、2018年に制定された特赦法に基づいて、公正で透明性のある厳格な手続きが取られているということです。
(VOVWORLD)