5日と6日の両日、アゼルバイジャンの首都バクーで「非同盟:台頭している課題に対応するため団結する」をテーマとした非同盟運動閣僚会議が開かれました。会議は地域と国際問題や2024年にウガンダで開催される予定の第19回非同盟運動サミットの準備作業などについて討議が集中的に行われました。
今回の非同盟運動閣僚会議には非同盟運動加盟諸国、オブザーバーとして地域と国際諸組織の代表多数が参加しました。ドゥ・フン・ベト外務次官率いるベトナム代表団がこの会議に参加しました。
会議で発表を行ったベト次官は非同盟運動が自らのアイデンティティーと基本的原則を基礎に、国際法と国連憲章を尊重するとともに加盟国に対する強権体制と断固として戦い、グローバルな課題の解決のため団結する必要があることを訴えました。また、フン次官は「ベトナムは自国の利益を確保するため独立、自主的外交政策を堅持している」と明らかにした上で、非同盟運動加盟諸国に対し、ベトナム東部海域(南シナ海)問題に関するASEAN=東南アジア諸国連合の立場を支持するよう呼びかけました。
(VOVWORLD)
今回の非同盟運動閣僚会議への参加を機に、ベト次官はキューバ、エチオピア、モルディブ、イエメン、ネパール、およびアゼルバイジャンの代表と個別会見を行いました。