クアン大使によりますと、2017年、両国関係は包括的なパートナーシップに格上げされました。政治分野においては、双方は各レベルの訪問団の往来のほか、次官級政治対話を維持するとともに、政党と国会による協力、および国民交流を強化しています。

貿易と投資は両国の優先的な協力分野となっています。現在、ベトナムはカナダにとって、東南アジア地域での最大の貿易相手国であるのに対し、カナダはアメリカ大陸においてベトナムにとってアメリカに次ぐ第2位の貿易相手国です。両国の貿易総額の伸び率は毎年常に二桁の成長を達成しており、2022年の貿易総額は70億ドルに達しました。

国防・安全保障分野においては、両国は、国防政策に関する戦略対話を毎年行っているとともに、2021年～2023年期の国防協力計画を精力的に展開」しているとしています

今後の協力方向について、クアン大使は、ベトナムとカナダはともに、アジア・太平洋地域の平和・安定・安全保障の確保を希望しており、法支配の原則に基づいてベトナム東部海域（南シナ海）の平和・安定・安全保障確保を目指しているとしています。

(VOVWORLD)