こうした中、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアのGDP成長率はいずれも3.5%を下回っています。
世界全体では小幅な下方修正にとどまりましたが、一部の国では大幅に修正しました。供給混乱を一部反映した2021年第2四半期の在庫の大幅な減少や第3四半期の消費の鈍化を理由に、新興・途上国・地域の2021年の見通しを0.1ポイント上方に修正した他、中南米、中東・中央アジア、サブサハラアフリカは一次産品輸出の改善を一部反映したこと、また、欧州の新興・途上国・地域では想定よりも強力な内需を背景に、上方に修正しました。