現地時間の14日、ベトナム公安省の救助隊はトルコ中南部のアディヤマンで引き続き救難活動を行っています。ベトナムと各国の救助隊は倒壊した建物のがれきの下に取り残されている100人以上の被害者を捜索しました。この作業は午前8時から午後10時まで、気温がマイナス6度から6度までの厳しい寒さの中で行われました。
救助隊チームの団長を務める公安省消防救難救助局のグエン・ミン・クオン副局長は次のように語りました。
(テープ)
「現場で、私たちはレーダー探知機と捜索用音響探知機などを使用し、生存者を捜索します。また、アメリカとウズベキスタンの救助隊と協力して、エアジャッキと油圧式ジャッキ、エンジン削岩機と手動式ウインチなどを使って、その捜索活動を行います」
これに先立ち、公安省の救助隊はがれきから14歳の子どもの命を救ったほか、6人の遺体を発見しました。
一方、14日、ベトナム人民軍の救助隊はトルコ南部アンタキヤで救難活動を開始しました。
統計によりますと、トルコ南部のシリア国境近くで発生した大地震では、15日現在、4万1000人以上の死亡が確認されています。トルコでは建物6400棟以上が崩壊しました。シリアでも多くの建物やインフラが壊れ、両国で計2400万人以上に影響が出ました。