これは、ファム・ミン・チン首相が2月5日~8日にかけてベトナムを実務訪問中のFAOの屈 冬玉(くつ とうぎょく)事務局長と会見した際に発表した見解です。
今後の両側の協力の更なる促進に関し、チン首相はFAOに対し、付加価値の向上に向けた農業部門の再構築やグリーンで持続可能かつスマートな開発、気候変動への対応、農村の工業化・都市化、デジタルトランスフォーメーションの推進などにおいて、ベトナムを引き続き支援支持してしていくよう要請するとともに、「ベトナムはFAOと緊密に連携して、土地の潜在力の活用・飢餓撲滅、貧困削減におけるアフリカ諸国との経験の共有などの国際協力プログラムに関する協力を強化する用意がある」と強調しました。
一方、FAOの事務局長は、ベトナムが飢餓撲滅・貧困削減・農業開発・OCOP=一村一品製品プログラムの展開の効率化・農産物の輸出などにおいて収めてきた成果を高く評価するとともに、「ベトナムは、貴重な成果と教訓を有する模範となる国になっている。FAOは、100万ヘクタールの高品質・低排出のコメ生産プロジェクトなど、持続可能なグリーン農業の開発におけるベトナムの取り組みを常に支援している」と再確認しました。
この機に、FAOの事務局長は、農業農村開発省のレー・ミン・ホアン大臣との会合を行いました。また、FAOと農業農村開発省は南南農業協力の促進に関する覚書に署名しました。
(VOVWORLD)