18日、ハノイで開催された円卓会議で、ベトナムに駐在するユーラシア経済連合加盟諸国の大使とベトナムの関連各機関の代表がこのように評価しました。
会議で、参加者らは、「ベトナムとEAEUとのFTA協定が締結されない時期の2011~2015年期に双方の年平均貿易取引伸び率は5%しか達しなかった。しかし、同協定は2016年末に発行されて以来、この数はおよそ3割に上っている。」と認めました。特に、2019年9月に、双方の貿易取引総額は37億ドルに、また、2019年通年は約50億ドルに達すると予測されました。しかし、この数字は、ベトナムとEAEU加盟5カ国との協力の潜在力に見合わないと訴えています。
商工省・欧州米州市場局の代表ファン・フイ・アン氏は次のように語りました。
「双方は、非関税障壁の解除に努力する必要があります。具体的では、行政と税関手続きを電子化させること。農産物の産地を互いに確認することなどです。政府と商工省は、引き続き、協定にかかわる情報の普及を促進し、各企業の代表と会合を行うことになります。」
一方、在ベトナムロシア大使館のコンスタンチン・ブヌコフ大使は次の見解を述べています。
(テープ)
「ユーラシア経済連合加盟諸国の各企業は、ベトナムにおいてPR活動を行う必要があると思います。中でも、専門的セミナーを開催する方策があります。数年前に、ロシア見本市がベトナムで行われた際に、1億ドル相当の複数の契約が締結されました。次は、現行の非関税障壁を解除し続けることなどです。」
なお、セミナーで、ベトナム商工会議所の代表は、「近々、ユーラシア経済連合加盟5ヶ国であるロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、 キルギスの商工会議所と緊密に連携して、貿易振興活動を行ってゆく」と明らかにしました。
ソース:VOV