席上、ラム主席は「EUはベトナム対外政策の重要なパートナーの一つである」と強調し、大使らに対し、各レベルの代表団の往来を維持し、政治的信頼の強化やあらゆる分野での協力の促進、締結された協力協定の順調な展開、グローバルな課題への対応などを目指すよう提案しました。
また、大使らがベトナム・EU投資保護協定を批准していないEU加盟国に批准を働きかけること、欧州委員会に対し、IUU漁業への対処が不十分であるとして、ベトナムの水産物に適用している「イエローカード」を早期に解除することを要請しました。さらに、ベトナムはEUとASEAN、およびASEANとEU関係の架け橋としての役割を果たす用意があると強調し、EU、および加盟国にベトナム東部海域(南シナ海)での紛争を国際法に従って、平和的措置で解決するスタンスを支持するよう求めました。
一方、在ベトナム欧州連合のジュリアン・ゲリエ大使はEU加盟諸国の大使や臨時代理大使を代表し、トーラム氏が国会によって国家主席に選出されたことを祝うとともに、ベトナムとEUには協力の潜在力が多くあることから、EU諸国は今後、双方関係の格上げを目指す措置の展開に集中すると強調しました。
(VOVWORLD)