会議でのスピーチで、ソン副首相兼外相は、今日の不安定な状況において、ASEANの団結と中核的役割、そして包摂的かつ持続可能な開発に向けた強いコミットメントが、ASEAN共同体を導く指針であり続けることを確認しました。その上で、ソン副首相兼外相は、今後のASEANに向けた3つの重点的指針を提案しました。それらは、2030年までに世界第4位の経済圏を目指すためには、ASEANは引き続き、経済成長の維持を最優先すべきであること。デジタル化をリードする共同体を目指すためには、 ASEANは、デジタル経済枠組み協定に関する交渉を加速させるとともに、中・小・零細企業の具体的なニーズに対応する必要があること。そして、真に国民を指向する共同体を構築するために、ASEANは国民とのつながりを強化する必要があることです。
これを機に、9日、ソン副首相兼外相は、カンボジアのプラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣、ラオスのトンサワン・ポムヴィハーン外務大臣と朝食を共にしながら、意見交換を行ったほか、東ティモールのフレイタス外務・協力大臣、フィリピンのマリア・テレサ・ラザロ外相とも個別に接触しました。
(VOVWORLD)