この席でファム・ビン・ミン副首相兼外相は「国際社会は疫病対応とワクチン接種を目指す適切な戦略の実施で協力する必要がある。平和で安定的な環境の確保や重要なインフラ設備の保護はワクチンを普及させるための前提条件となる」と強調しました。また、ミン副首相兼外相は安保理に対し、2532号決議の実施を推進したうえで、全世界での停戦を呼びかけ、ワクチンの配給に有利な条件を作り出すよう要求しました。さらに、国際社会は衝突、不安定、不公平の原因を根本的に解決するとともに、強固な医療システムづくり、新型コロナ収束後の開発協力、経済発展の推進に向けての国連がけん引する多国間メカニズムに参加する必要があるとしています。そしてベトナムはASEANおよび国連の積極的なメンバーとして疫病対応を目指す国際共同体の努力に貢献していくと表明しました。