8月3日午後、ハノイで行われた外務省の定例記者会見で、ファム・トゥ・ハン報道官は、中国がベトナムのホアンサ群島の一部を含むベトナム東部海域(いわゆる南シナ海で)軍事演習を実施していることについて記者団のインタビューに答え、次のように語りました。
(テープ)
「中国がベトナムのホアンサ群島の一部を含むベトナム東部海域(いわゆる南シナ海で)軍事演習を実施していることはベトナムの主権を深刻に侵犯し、DOC=海上行動宣言に違反しています。また、情勢を複雑化させ、COC=海上行動規範の交渉にマイナス影響を与えます。ベトナムはこれに反対し、中国に対し、ホアンサ群島に対するベトナムの領有権を尊重し、再発を防止するよう要請します」
一方、8月1日に在フィリピンベトナム大使館の前で発生したフィリピン人の幾人かのデモ参加者によるベトナム国旗の冒涜について、ハン報道官は次のように語りました。
(テープ)
「金星紅旗と呼ばれるベトナムの国旗はベトナムの神聖なものです。ベトナム国旗の冒涜はベトナム国民の感情を害し、糾弾すべきです。ベトナムはフィリピンの当局に対し、良好に発展している両国間の戦略的パートナーシップに悪影響を与えないように、その行為に厳正に対処し、再発を防止するよう要請します」
(VOVWORLD)