席上、参加者らはマリの情勢に深い懸念を示すとともに、憲法や、2015年の平和条約を尊重することの重要性を強調し、国連と西アフリカ諸国の努力を高く評価しました。また、国際社会に対し、人権保護や、人道的問題解決に力を入れていくよう呼びかけています。
会議で発言に立ったベトナムのダン・ディン・クイ国連大使は、関係各側に対し、自制して、交渉を進め、紛争の平和的解決策を模索していくようアピールしました。18日マリで、兵士のグループが首都バマコ近郊の軍事基地を占拠し、イブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)大統領とブブ・シセ(Boubou Cisse)首相の身柄を拘束しました。欧州連合(EU)は「クーデターの試み」だと非難しています。
EUのほか、西アフリカの周辺諸国やフランス、AU=アフリカ連合も兵士らの反乱を非難。憲法に反する政権移行への反対を表明しています。