シンガポールの日刊経済紙「ビジネス・タイムズ」によりますと、ベトナムのデータセンターサービス市場はかつてないほど急速に発展しています。ストレージのニーズが益々増加している中、国内外の企業はベトナムでさらに多くのデータセンターを開発することを検討しているとしています。

その一方、『Yahoo! ファイナンス』紙は、2022年～2028年期におけるベトナムデータセンターサービス市場投資報告書を引用し、その中で、「ベトナムにおけるデータセンターサービス市場の規模は2028年に10億ドル以上に達する見通しである」と伝えています。

世界最大手の広報通信社である『PRニュースワイヤー』は、コンテンツデリバリネットワークとクラウドセキュリティーサービスを提供するアメリカの企業「アカマイ・テクノロジーズ」社の分析を引用し、その中で、「ベトナムは、多くの国の投資家がデータセンター分野の重要な一部であるクラウドデータテクノロジーへ投資しようとしている」と報じています。

英文メディア「日経アジア」は、「中国の華為技術（ファーウェイ、 Huawei）グループはベトナムでのデータセンター建設用の製品に集中している。ベトナムは、国内の低コストとデータストレージのニーズを踏まえ、データセンターサービス市場の新たな中心地になる可能性がある」と報じました。

専門家によりますと、NTTグローバルデータセンター株式会社HCMC1の代表者は、「ベトナムにおけるデジタル・トランスフォーメーションが力強く促進されていることや、インターネット利用率が高いことなどから見れば、ベトナムはデータセンターを開発するための潜在力が大きいといえる」と予測しています。

ソース：VOV