首脳会議の主要な議事の一つは、気候変動、海洋とクリーンエネルギーとなります。現在、ベトナムは再生エネルギー開発に向けた大きな潜在力に恵まれた国の一つであると外国投資家から評価されています。この際、フック首相は、ロイター通信の取材に対し、クリーンエネルギーと再生エネルギー分野の発展を目指すベトナムの方策について明らかにしました。
その中で、フック首相は「ベトナムは、2030年までの再生エネルギー開発戦略と2050年までのビジョンを実現している。これに基づき、再生エネルギーの開発の利用の推進への投資が奨励される。同戦略の具体的な目標は、温室効果ガス排出量の軽減、2030年までに4千万トンの石炭と370万トンの石油製品の使用量を削減し、再生エネルギーによる発電量を1860億kWhに増加し、太陽光発電の設備利用率を2015年の4.3%から26%に増し、交通運輸部門の需要の約13%に応えるようにバイオ燃料の生産量を向上させることである。」と明らかにしました。
また、フック首相は「ベトナム政府は、再生エネルギーの投資、経営活動に国内外の投資家を誘致するために、様々な政策をとってきた。」と強調すると共に、「財政や先進的技術、及び再生エネルギー開発に関する経験を持つG7諸国の投資家は、ベトナムの再生エネルギー分野における戦略的な投資家になるための多くのチャンスに恵まれるだろう。」と確信しました。
ソース:VOV