14日午前、新型コロナウイルス感染症予防対策に関するASEAN特別首脳会議のテレビ会議形式で行われ、ASEAN加盟諸国の指導者全員が参加しました。
グエン・スアン・フック首相は開会演説を行い、その中で、「新型コロナウイルス感染症が世界各国に広がっている中で行われるこの会議は重要な意義を持っている。現在、ASEAN加盟諸国は新型コロナウイルス感染症予防対策に全力を尽くしている」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「この困難な時期はASEAN共同体の団結精神、お互いに助け合う精神が鮮明に示されています。その精神は去る2月14日に発表された新型コロナウイルス感染症への対応に関するASEAN議長の宣言、医療、国防、観光などの分野における協力の強化、新型コロナウイルス感染症の被害者への必需品、医療設備の支援などで表しています。ASEAN加盟諸国の努力により、ASEAN加盟諸国における新型コロナウイルス感染症の拡大がある程度制限されています。しかし、我々はこの初歩的な成果を満足せずに、今後もさらに取り組む必要があります。」
このように語ったフック首相は今回の会議は新型コロナウイルス感染症がもたらす試練を乗り越え、ASEAN加盟諸国の国民の生活を安定化させた上で持続的に発展させるための対策を出すことを確信していると述べました。
フック首相の開会演説の後、ASEANコーディネーター評議会の会長を務めるファム・ビン・ミン副首相兼外相は新型コロナウイルス感染症への対応に関するASEANの努力を報告すると共に今後の協力方向に関する建議を出しました。
ソース:VOV