その中で、フック首相は、「マクロ経済の安定維持が社会主義的方向に沿った市場経済発展事業の終始一貫した重要な目標であることから、2018年を含め今後も、ベトナムはその安定を維持し、経営投資環境の改善、2018年の計画と2016~2020年期の5カ年計画の実施を効果的に進めなければならない」とし、マクロ経済の安定の意義を再確認しました。
フック首相は、マクロ経済の安定化事業におけるベトナムの成果を振り返った上で、複数の経験を引き出しています。その中で、関連各政策のフレキシブルな運営とその統一性、国際情勢とその影響の分析による政策の制定・改正、国内情勢の変動による政策運営、情報システムの透明性・公開性、情報分析能力、人材などの重要性を強調しています。
マクロ経済の運営に関する政府の立場に関して、フック首相は、「経済の安定維持や、均衡確保、今後数年の発展への土台づくり、経済成長率の向上などを目指し、政府は指導を強化し、臨機応変な措置をとる」と明らかにしました。
また、「今後、ベトナムは幾つかの政策の実施に力を入れる必要がある。これらは、金融政策の慎重な実施や、緊縮財政政策、合理的な財源調達、市場価格ロードマップの継続、生産経営の促進、強固なミクロ経済の土台作り、技術的支援の活用、世界の経験の活用、政策実施能力の向上などである」と指摘しています。
フック首相は、「国内外の経済現状から見れば、2018年、マクロ経済と成長状況は引き続き好転していく」と楽観視しています。
ソース:VOV