フォーラムで発言に立ったフエ国会議長
国会議長の動静を担当する当放送局(VOV)のレポーターによりますと、5日午後、ジャカルタで、インドネシアを公式訪問中のブオン・ディン・フエ国会議長は、「ベトナムとインドネシアは戦略的パートナーシップを強化し、アジア・インド太平洋地域の能動的・包摂的な発展、平和、協力のために努力」をテーマにしたベトナム・インドネシア外交政策フォーラムに出席しました。
席上、発言に立ったフエ議長は、アジア・太平洋地域の状況や、ASEAN=東南アジア諸国連合の役割、ASEANにおけるベトナムとインドネシアとの協力などに触れ、自らの見解を表明しました。
アジア・太平洋地域の状況に関し、フエ議長は、「今後の平和・繁栄環境を維持するために、各国はともに、政治・安全保障・経済・貿易・文化などの面で連結性を持つ包摂的協力メカニズムを構築する必要がある」と分析しました。
ASEANに関し、フエ議長は、「ASEANは独立・自主・統一という原則を堅持し、自らを再定位し、共同体の発展に新たな原動力を作り出す必要がある」との見解を表明しました。
ASEANにおけるベトナムとインドネシアとの協力について、フエ国会議長は、「現時点、両国はともに新たな成果を収めるための有利な条件があり、これは両国関係を全面的・戦略的パートナーシップに格上げするための基礎になる」との見方を示しました。また、「両国はあらゆるチャンスをつかみ、協力関係を深化・拡大させていく必要がある」と強調しました 。