同法によりますと、外国人に発給する電子ビザの有効期間を従来の30日間から90日間に延長し、複数回の入国が可能になります。また、ベトナムがビザを一方的に免除している各国の国民については、免除期間を従来の15日から45日に拡大するということです。今回の法律改正は、ビザに関する規定の緩和により、外国人観光客を誘致して観光業を振興させ、経済成長に繋げることを目的としたものです。
ベトナム国家観光局と観光分野の専門家らは、ビザに関する政策の緩和は、外国人観光客の急増につながり、ベトナム観光に大きな弾みをつけるであろうとの見解を出しています。
ベトナム観光通信株式会社のファム・アイン・ブー広報担当者は、新しいビザ政策は多くの旅行会社にとって外国人観光客を誘致するための最適な条件を作り出すものであると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「旅行会社の観点からみると、新しいビザ政策は私たちの活動に前向きな影響を与えると思います。ビザの有効期間を延長することは、ベトナム観光の競争力を高めるはずです。この延長により、観光客はベトナムでより長いツアーを楽しめるだけでなく、近隣諸国でのツアーと簡単に組み合わせられるようになるからです」
今年はじめからの7か月、ベトナムを訪れた外国人観光客の数は、今年の計画の83%にあたる約660万人に達しています。ビザ政策の緩和により、今年800万人という外国人観光客の受け入れ目標が早期に実現されることが期待されています。
(VOVWORLD)