旧暦1月14日に当たる2日23深夜、北部ナムディン省ナムディン市にあるチャン神社遺跡地区で、大王の印鑑を押す儀式が行われました。この儀式は、焼香式、印鑑のお神輿を担ぐ式、印鑑を押す式などが含まれており、1225年から1400年までベトナム北部に存在したチャン(陳)王朝の功労を讃えることが狙いです。
ナムディン市人民委員会のグエン・ティ・ヌ副委員長は次のように語っています。
(テープ)
「大王の印を押す儀式は祖国の防衛事業に対するチャン王朝の大きな功労を偲ぶとともに、国の平和、国民の平安を祈願する目的とされています。」
チャン神社遺跡地区に属するテイェンチュオン神社で、ナムディン市人民委員会の主催のもとで、チャン朝時代の王様への焼香式が行われました。続いて、印鑑のお神輿を担ぐ式はコチャック神社からティエンチュオン神社に至るまで行われました。そして、23時15分に、ティエンチュオン神社で、「チャン」一族の高齢者や、関連機関の代表者の立会いの下で、黄紙に大王の印鑑を押す儀式が行われました。
押印がある黄紙は、現地にある神社に供えられたのち、旧暦1月15日に当たる2月24日早朝5時に、実行委員会は、来場者に押印がある黄紙を配りはじめました。押印がある黄紙の配りは旧暦1月末まで行われるということです。
(VOVWORLD) -