演説の中で、トー・ラム書記長はASEAN の将来について言及し、8億人以上を抱えるASEANが確実に力強く発展し、2030年までに世界第4位の経済圏になるとともに、技術、デジタル経済、イノベーションの中心地にもなるとの確信を表明しました。また、ASEANのデジタル経済は急速に発展し、2030年までに1兆ドルに達すると予想されています。しかし、現在の複雑な変動を前に、ASEANの核心的な地位を引き続き確立するため、ASEANが自主性を確保し、コンセンサスを強化し、独立かつ均衡的な発言力を維持する必要があると強調しました。

（テープ）

「ASEANは協議や対話、加盟国間の利益の相互連携を通じてコンセンサスを強化し、共同体の意識を向上させ、ASEANの利益、アイデンティティと価値における共通の分母を見つけるため、各加盟国からのより積極的な姿勢が必要です」

ベトナムのASEAN参加30年を振り返り、トー・ラム書記長はベトナムが引き続きASEAN諸国と協力し、その歴史的な使命を実現し、ASEANの成功事例を広めることを再確認しました。トー・ラム書記長の演説についてASEAN駐在オーストラリアのティファニー・マクドナルド大使は次のように述べました。

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「本日、トー・ラム書記長が表明された基調講演について考える機会をいただき、感謝いたします。ASEANの重要なメンバーとしてのベトナムの立場からASEANのビジョンを描かれました。オーストラリアはこのビジョンを支持し、ASEANと地域におけるそのリーダーシップを支持します」

一方、東アジア・アセアン経済研究センターの相澤伸広最高責任者は次のように語りました。

（テープ）

「各時代の使命は異なるかもしれませんが、私たちはホー・チ・ミン主席とトー・ラム書記長の両方から深く感銘を受けています。トー・ラム書記長がジャカルタや東南アジアの他の国々に再び訪問していただき、すべてのASEAN加盟国とそのパートナーにとっての助言者になっていただきたいと思います」

(VOVWORLD)