19日午前、ハノイで、ベトナム共産党中央軍事委員会委員長を務めるトー・ラム書記長は、2020~2025年期における第14回中央軍事委員会会議を主宰しました。会議には、ルオン・クオン国家主席とファム・ミン・チン首相も同席しました。
会議でトー・ラム書記長は、今年上半期において中央軍事委員会と国防省が指導・運営して達成した成果を高く評価したうえで、下半期に向けて「3つの重点」と「3つの断固たる行動」に全力を挙げて取り組むよう指示しました。
「3つの重点」とは、第12回軍隊党大会の準備を周到に行い、円滑かつ成功裏に開催すること、ベトナム共産党第14回全国代表大会のための関連業務に最高の責任感と最高の質で参加・貢献するとともに、二層制地方政府に適合する形で地方軍事組織の体制再編を指導すること、さらに、指導部は情勢の予測、調査、把握、正確な評価能力を高め、党および国家に対して、国家と民族の利益を最大限に確保するための方針や戦略を適時に提言することです。
また、「3つの断固たる行動」として、トー・ラム書記長は次のように強調しました。第1に、軍事行政管理における行政改革とデジタルトランスフォーメーションを進めつつ、「デジタル識字運動」を積極的に展開すること。第2に、「武器・装備の近代化」に先立ち「人間の近代化」を推進し、軍事・国防分野の重点プロジェクトを加速すること。第3に、各国との信頼に基づく防衛協力を堅持・強化・拡大することであり、特に、近隣諸国、地域諸国、大国、戦略的・包括的パートナー、伝統的友好国との関係を優先すべきであると述べました。