同会見で、トゥオン主席は、「ベトナムは常にベルギーとの関係を重視しており、両国関係の発展をより力強く後押しする意向がある」と強調するとともに、「両国は教育や投資、貿易、気候変動対応、デジタル転換、グリーン経済など様々な分野で協力をさらに促進する必要がある」と再確認しました。
また、両国は草の根交流や文化交流、国際問題における緊密な協力などをより効果的に強化する必要があるとしています。トゥオン主席は、ベルギーに対し、ベトナム東部海域(南シナ海)の平和、安定、海上・上空の自由航行の確保、国際法、1982年国連海洋法条約の順守、平和的措置による紛争の解決というベトナムをはじめとするASEAN東南アジア諸国連合のスタンスを支持するよう希望を表明しました。
一方、ステファニー・ドーズ上院議長は、「ベトナム枯葉剤・ダイオキシン被害者への支援に関する決議案がベルギー下院により承認される予定である」と明らかにするとともに、双方に対し草の根交流や経済貿易観光の協力を目指し両国国民の往来に有利な条件を提示するよう要請しました。
(VOVWORLD)