席上、発言に立ったチン首相はドイモイ=刷新事業開始から40年経った後のベトナムの社会経済状況を通知し、「現在、ベトナムはASEANの中で4番目の経済規模があり、世界最大のコメと農産物輸出国で、世界のほとんどの経済大国とFTA=自由貿易協定を締結した」と明らかにしました。
チン首相によりますと、年初以来、多くの国でインフレがエスカレートしている中で、ベトナムはマクロ経済の安定維持やインフレ抑制、成長の促進、大きなバランスの確保に尽力してきました。これにより、ベトナムの投資環境、および成長の見通しは外国の投資家から前向きな評価を受けています。
また、チン首相はサウジアラビアは中東地域におけるベトナムの重要なパートナーである一方、ベトナムはASEANとサウジアラビアとの懸け橋としての役割を果たしていることから、両国企業が互いの市場だけでなく、ASEANとGCC=湾岸エリア全体への進出を促進していくよう要請し、次のように語りました。
(テープ)
「憲法と法律に従って、サウジアラビアの投資家の正当な権利を保護すると公約します。また、投資家とともに歩み、ベトナム市場における皆さんの事業の発展や利益の強化を目指します。さらに、困難な状況で皆さんとともに歩み、利益を調和するとともに、リスクを共有します。本日のフォーラム後、ベトナムをはじめとするベトナムとサウジアラビアを含む湾岸諸国との関係が強化されていくと確認します」
この機に、チン首相と両国の省庁の指導者の立ち合いで両国企業は観光や貿易投資などに関する複数の協力覚書に調印しました。
(VOVWORLD)