電話会談において、両首相は、14日のトー・ラム党書記長とカンボジア人民党党首・上院議長のフン・セン氏の電話会談で合意された内容を効果的に実施することを確認しました。
両首脳は今後の二国間協力をさらに深化させるための重要な方針について一致し、連結性、貿易・投資分野での協力を重視し、二国間貿易額を200億ドルの目標に早期に到達させることを目指すとしています。また、地方レベルでの連結性を強化し、国境経済の発展を図り、越境貿易・投資の円滑化を進めるとともに、残された国境画定問題の交渉・解決を継続することで合意しました。
チン首相は、条件を満たすベトナム系住民の国籍取得への配慮と便宜の継続、ベトナム系住民の生活安定と社会統合、カンボジア社会への積極的な貢献への環境整備、さらにベトナム企業の安定的な事業運営とカンボジアでの投資拡大への便宜供与をカンボジア側に要請しました。
地域と国際情勢について、チン首相は、国際法と国際慣例に適合したあらゆる紛争の平和的解決への取り組みに対するベトナムの支持を表明しました。さらに、7月28日のカンボジア・タイ間停戦合意の履行促進において、ベトナムがASEAN諸国と連携を継続し、地域の平和・協力・発展のためのASEANの中心的役割を発揮することを強調しました。
(VOVWORLD)