訪問後、ブイ・タイン・ソン外相は記者団のインタビューに応え、同訪問は成功し、両国の政治的信頼の向上に貢献するとともに、新たな段階におけるベトナム・中国の包括的な戦略的パートナーシップの強化に土台をつくると強調しました。訪問期間中、チン首相は習近平党総書記兼国家主席、李強首相、全国人民代表大会常務委員会の趙楽際委員長、人民政治協商会議の王滬寧主席とそれぞれ会見・会談を行いました。
これらの席で双方は不一致の適切な処理、両国の包括的な戦略的パートナーシップの安定的かつ長期的で健全な発展の重要性を確認しました。習党総書記兼国家主席はベトナムとの関係の強化が中国の戦略的な選択肢であると強調しました。双方は貿易・投資、鉄道、道路などを含む交通システムの接続を促進し、生産チェーンとサプライチェーン、および貿易の円滑化を確保するとともに草の根外交活動を再開することで一致したということです。
一方、天津市での第14回ニューチャンピオン年次総会へのチン首相の出席について、ソン外相はこれはベトナムとWEF=世界経済フォーラムとの関係の強化に貢献したと強調しました。また、総会に際し、チン首相はモンゴルやニュージーランド、カリブ海、西インド諸島内の小アンティル諸島東端にあるバルバドスなどの指導者と会見し、経済、貿易、観光などの分野での協力の強化について協議しました。さらに、ベトナム代表団は多国籍企業との会合でベトナムの潜在力や目標、発展方向性を紹介したとしています。
(VOVWORLD)