9月30日政府本部で、ファム・ミン・チン首相は表敬訪問したイギリスのガレス・ワード大使と会見しました。席上、チン首相は、「ベトナムは常に、イギリスとの関係を重視している」と再確認した上で、「双方は、貿易・投資関係を強化し、それぞれ国の製品の相手国へ進出に有利な条件を作り出す必要がある」と訴えました。
また、「双方は、ベトナム・イギリス自由貿易協定のメリットを徹底的に活用する必要がある」との見方を示しました。チン首相はイギリス側に対し、イギリス在留ベトナム人協会に便宜を図っていくよう求めました。この機に、チン首相はベトナムの党、国家、政府、国会、国民を代表してベトナムの新型コロナウイルス感染症との闘いを支援してきたイギリスの政府・国民に感謝しました。
一方、ワード大使は、「イギリスは今後も、新型コロナウイルス感染症との闘いを含めあらゆる分野でベトナムと協力し、支援していく」と確認しました。同大使は、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)での航行の自由・安全を確保し、紛争を国際法に従って平和的措置で解決することの重要性も強調しました。