2日午後、ハノイの政府本部でファム・ミン・チン首相は、シンガポールのマカラ・キャピタル・グループのアリ・イジャズ・アフマド会長兼最高経営責任者一行と会見しました。今回の訪問は、ベトナムへの投資機会を調査・促進するためのものです。
アフマド会長は、同グループが北部フンイエン省(旧フンイエン省と旧タイビン省の統合)において、医薬・バイオ産業団地プロジェクトへの投資を積極的に進めていると説明しました。
また、エネルギーやインフラ分野のプロジェクトへの資金提供、ベトナムの銀行再編への参画、特に国際金融センターの構築に関する協力などについても、ベトナム側と積極的に協議を進めており、総額50〜70億米ドルの資金動員が可能であると述べました。
これに対し、チン首相は同グループのベトナムへの関心と投資推進を歓迎するとともに、「医薬・バイオ産業や国際金融センターの構想は、ベトナムが優先的に推進している「迅速・グリーン・持続可能な成長」の方針に合致する重要分野である」と強調しました。
そして、マカラ・キャピタル・グループに対し、早期に投資決定を行い、事業を拡大するよう促すとともに、ベトナム政府として、同グループの円滑かつ効果的な事業展開を全面的に支援する用意があると述べました。
(VOVWORLD)