チャルレス総合大学のホソダ・タカシ博士は、「フック国家主席の演説は意義深いものであり、グローバルな試練に対応するための多国間協力の重要性を指摘したが、これは現在の世界情勢に合致し、ベトナムの全方位外交政策の遂行や、世界の安定維持に貢献する」と分析しています。
一方、インド・太平洋を研究するジャン・ホルナト博士は、「フック国家主席の演説を通じて、ベトナムが国連の積極的な加盟国として、国際社会の試練・困難解決プロセスに貢献していることがわかる」とし、「演説は、あらゆる一歩的な行為、覇権主義、国連憲章と国際法への違反行為を糾弾するとともに、領土・領海紛争をはじめグローバルな試練解決に対する多国間主義や、『法の支配』という原則の重要性を強調した」との見方を示しました。