石油価格の回復に加え、5000億ドル規模の中小企業向け新型コロナウイルス対策を米議会が承認することへの期待が支援しました。
米原油先物と北海ブレント先物は過去2日の急落から反転。これを受け、S&Pエネルギー指数.SPNYは3.6%上昇しました。
上院が追加の経済対策法案を可決したことを受け、S&P500の全11セクターが上昇しました。下院は23日に同案を承認する見込みです。
パインブリッジ・インベストメンツのグローバル株式責任者、アニク・セン氏は「(刺激策への)反応時間は2008年時よりかなり速いです。今起きているのは、株式下落を止めるためのテールリスクの排除だ」と述べました。
明日23日発表の指標では、新規失業保険申請件数が最大550万人増が予想されています。また、製造業購買担当者景気指数(PMI)は08年の金融危機以来の水準に落ち込むとみられます。