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ブラジルのマウロ・ビエラ外相との会見でソン大臣はブラジルに対し、ベトナムとMERCOSUR=南米南部共同市場との自由貿易協定の交渉の早期開始を働きかけるとともに、多国間の場や国際組織で互いに支持し合うよう提案しました。また、ベトナムはASEANとブラジル、およびASEANとMERCOSURとの関係の強化を目指し、懸け橋としての役割を担う意向があるとしています。
一方、ビエラ外相はソン大臣の提案に賛同を示し、ベトナム東部海域(南シナ海)に関し、国際法、1982年国連海洋法条約に従い、対話を通じて、平和的措置であらゆる紛争を解決するというスタンスで一致しました。
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他方、ソン大臣との会見で、フランス大統領府の外交顧問、エマニュエル・ボン氏は両国の貿易・投資協力には発展の余地が大きいであるとし、双方はEVFTA=EU欧州連合・ベトナムの自由貿易協定を完全かつ効果的に実施する必要があるとの見解を示しました。また、フランスはEVIPA=EU・ベトナム投資保護協定の早期批准を検討すると明らかにしました。両者は気候変動対応、再生エネルギー生産などの分野で協力を拡大することで合意しました。
EC=欧州委員会のヴァルディス・ドムブロウスキス上級副委員長との会見でソン大臣は欧州委員会に対し、欧州連合加盟国の議会にEVIPAの早期批准を働きかけるとともに、ベトナムの水産物に適用しているイエローカードを早期解除し、ベトナムのエネルギー転換を支援するよう要請しました。これに対して、ドムブロウスキス氏はベトナムはアジア太平洋におけるEUの重要なパートナーであると強調し、双方に対し、貿易・投資、気候変動対応で協力を促進していくよう提案しました。
ソース:VOV