ズーケはクメール族の創作芸能で、舞台を芸術的に演出し、仏教を讃え、仏教の思想を伝えるためのものです。お正月に寺院で上演されるこの歌劇は歌唱、舞踊、詩吟を民間の手法に従って演劇するものですから、生まれた直後、クメール族の人々により好まれています。
ソクチャン省チャウタイン県のクメール芸術団のマイ・チャイン・トン副団長は次のように話しました。
(テープ)
「伝統的歌劇ズーケ誕生100周年が記念されてうれしく思っています。これは、クメール族の人々が先祖から引き継ぐ伝統文化の保存・発展に取り組んでいることを示しています。」
なお、イベントで、ロムヴォン(Rom Vong)という祭り、5種類の素材で作られた楽器が五つの音色を出す音楽「五音音楽」、および、ドリアン餡の饅頭を作る伝統的職業といったクメール族の3つの伝統文化を国の無形文化遺産として認定する決定が公表されました。