7月27日の「ベトナム傷病軍人・戦没者の日」73周年を迎えるにあたり、4日夜、中部クアンチ省にあるタイクハン(Thach Han)川で、国のために身をささげた人々の恩に報いる灯篭流しが行われ、地元住民や、全国各地の復員軍人、青年多数が参加しました。
タイクハン川灯篭流しは年次活動であり、「水を飲むとき、その井戸を掘った人の恩を思う」というベトナム人の美意識を示すものとみられています。
なお、タイクハン川は、ベトナム戦争が激化していた1972年の夏に南部の戦場で戦う兵士と住民を支援するためにベトナム人民軍の数千人の兵士が犠牲となった場所であり、「血の川」とも呼ばれています。