カナダ保健省は、アストラゼネカ製ワクチンの効果は62.1%で、安全を巡る大きな懸念はないとし、年齢65歳以上を含む全ての成人への接種を承認しました。同社ワクチンが承認されている欧州連合(EU)加盟のドイツでは高齢者への接種に関するデータは不十分とし、65歳未満の接種に限定しています。
カナダはアストラゼネカのワクチン2000万回を確保していますが、アストラゼネカのEU向け供給は遅延しており、カナダへの供給計画見通しは不明です。
ワクチン購入契約に関するデータによりますと、各国がこれまでに確保した国民1人当たりのワクチン量ではカナダが首位します。しかし、ワクチンメーカーからの供給の遅れによって、接種計画は出遅れています。(ロイター)