会見で、チン首相は両国に対し、各レベルの訪問団の往来、国際の場における相互支持などを引き続き強化するよう提案しました。チン首相は両国がベトナムとEAEU=ユーラシア経済連合とのFTA=自由貿易協定を効果的に実施していることを高く評価したうえで、両国の協力には余地が多くあることを確認しました。また、チン首相はカザフスタンに対し、ベトナムの農産物、水産物、繊維製品、木工製品の輸出に便宜を図るよう提案しました。
一方、トカエフ大統領はカザフスタンがベトナムをアジア太平洋地域における重要な相手国と見なしていると強調するとともに、あらゆる分野においてベトナムとの伝統的友好協力関係を強化したい意向を表明しました。また、同大統領は今後、カザフスタンが運輸、ロジスティクス、文化、観光、財政などの分野におけるベトナムとの協力を集中的に展開すると明らかにしました。