選挙管理委員会によりますと、開票率97%時点でラソ氏が52.5%を得票、アラウス氏は47.5%で、敗北を認めました。
海外投資家はアラウス氏の社会保障関連支出を拡大する方針を懸念していたため、ラソ氏の勝利は朗報となります。
石油収入に依存するエクアドルは、新型コロナウイルス危機に見舞われた時、すでに原油安で経済が低迷していました。コロナ危機によって、1700万人超の人口の3分の1以上が貧困に陥り、50万人が職を失っています。
モレノ現大統領は、IMF=国際通貨基金との融資合意の一環で厳しい財政健全化政策を打ち出しましたが、経済を立て直すことができていません。
新大統領は5月24日に就任するとしています。(ロイター)