今年のテーマは、「早期検査、90-90-90目標へ向けて」です。集会で発言にたったブー・ドゥク・ダム副首相は、「この9年間、エイズ感染者と死者の数は年々減少している。検査を受けてHIVに感染していることを知る人の割合が75%に達し、世界の平均割合を上回っている」と明らかにしました。
また、ダム副首相は、「政府と保健省は医療保険基金を通じてエイズ治療費を支払うために準備中である」とし、次のように語りました。
「エイズ感染者に有利な条件を作り出し、差別待遇をなくす必要があります。全社会に対し、ベトナムが実施を公約した国連の90-90-90目標達成のために力を合わせるよう呼びかけます。現在、エイズ予防対策は多くの成果を収めていますが、今後も促進していかなければなりません。」
なお、90-90-90目標は、「2020年時点で、世界中のHIV陽性者の90%が検査を受けてHIVに感染していることを知り、そのうちの90%がHIV治療を受け、さらに、そのうちの90%が治療の効果で体内のウイルス量が検出限界以下になっている状態を目指す」ということです。
ソース:VOV