19日に中国本土での死者数を超えたイタリアでは、20日には死者が前日よりも627人増えて4032人、感染者は5986人増えて4万7021人となり、死者、感染者ともに1日の増加数で過去最多を更新しました。
イタリアは感染者のうち、死亡した人の割合を示す致死率がおよそ8.6%と、他の国と比べて突出して高くなっています。その背景には世界の中でも高齢化が進んでいることがあるとされていて、イタリアの国立衛生研究所が17日に発表した統計では、亡くなった人の平均年齢は79.5歳、抱えている疾患の数は平均およそ2.7で、高血圧や糖尿病などだということです。
また、急増する感染者に医療態勢がひっ迫していますが、現地メディアによりますと、治療にあたってきた医師がこれまでに少なくとも14人死亡しているほか、およそ3000人の医療従事者が感染しているということです。
ソース:VOV