G7サミット=主要7か国首脳会議はことし6月、イギリスで、直接対面するかたちで行われることになっていますが、これを前にイギリス政府は今月19日に首脳によるオンライン形式の会議を開催すると発表しました。
G7の首脳による会議は去年4月以来で、日本の菅総理大臣やアメリカのバイデン大統領、それに近く首相に就任するイタリアのドラギ氏が、初めて参加します。
イギリスのジョンソン首相は今回の会議で、パンデミックを収束させるために自国主義にとらわれず各国が一体となった取り組みが必要だと訴えるとともに、ワクチンを各国に公平に行き渡らせるための国際的な協力の重要性を確認したい考えです。
ジョンソン首相は、世界が直面する大きな課題を解決するには世界各国の友人やパートナーとの議論が必要だとしたうえで「各国政府は、ワクチンを最大限に活用できるよう協力する責任がある。2021年が共通の敵に打ち勝つために各国がこれまでになく協力した年として記憶されるよう望んでいる」とコメントしています。