10月19日付の日刊紙「クレサス(Cresus)」は、「ハノイからアルジェリアへ:外交がサイバースペースを守る時」をタイトルとした記事を掲載し、アルジェリアとベトナムが、条約の起草プロセスに際立った貢献をしてきたと確認しました。また、この条約は単なる法的手段ではなく、人権とプライバシーを核とするデジタルな未来への人道的なビジョンを示すものだと強調しています。
さらに、「クレサス」紙は、国連薬物犯罪事務所(UNODC)のガーダ・ワーリー事務局長の発言を引用し、これが「前例のない世界的な協力への道を開く歴史的な節目」であると述べています。
そして、ハノイが署名地に選ばれたことには深い象徴的意味があり、ベトナムが各国とともにデジタルな信頼を構築するという新たな国際対話の中心地として見なされていると論じています。これは単なる外交的な出来事ではなく、サイバー犯罪との闘いにおいてはどの国も単独で行動できないため、協力への世界的な呼びかけでもあります。ハノイから、「サイバースペースは信頼と共通の発展空間でなければならない」というメッセージも発信されています。
(VOVWORLD)