関口昌一参議院議長との会見で、フォン国会副議長は、日本の参議院に対し、両国首脳間で交わされた共通文書、合意、コミットメントの具体化と効率化を通じて、ベトナムと日本の包括的な戦略的パートナーシップ関係をさらに深化させることへの支持を要請しました。
また、日本に対し、ベトナム国民の日本入国に際し、手続きの簡素化やビザ免除の実現に向けた便宜を図るよう提案しました。併せて、投資や労働、観光、貿易、文化交流などを通じて、両国の地方自治体間の実質的かつ効果的な協力の強化を呼びかけました。これに対し、関口昌一参議院議長は、日越関係のさらなる発展に向けて、あらゆる分野で協力を促進していく決意を表明しました。
同日、玄葉光一郎・衆議院副議長との会談で、両者は、経済や投資、貿易、地方間協力、草の根外交、科学技術、イノベーション、質の高い人材育成、国防・安全保障、デジタル転換、グリーン転換などの分野において、両国首脳間の合意やコミットメントの具体化を通じて、実質的な協力の強化を支持することで一致しました。また、両国の立法機関間の協力も一層強化していくことを確認しました。
フォン国会副議長は、日本に対し、1000人のベトナム人上級専門家および5000人のITエンジニアの受け入れを支援すること、両国の研究機関や大学間の連携を促進すること、そして、日本のハイテク企業における労働受け入れを通じた高度人材の育成推進を提案しました。
(VOVWORLD)