ベトナムは、世界の中でも最も速いペースで高齢化が進む国の一つです。今後20年足らずで、65歳以上の人口が総人口の20%を超えると予測されており、この状況は経済・社会の両面で大きな課題となっています。こうした中で、国会議員らは「人口法」が出生率の向上や出生時の男女比の偏りを是正するための「黄金の機会」になると指摘しています。
フート省選出のダン・ビック・ゴック国会議員は、人口および労働力問題の解決には、出産を後押しする画期的な政策を盛り込んだ人口法の制定が必要だと述べ、次のように語りました。
(テープ)
「法案では、経済的支援、住宅支援、勤務時間の調整などを通じて、妊娠・出産期の女性が安心して出産できる環境を整えることを目指しています。最終的な目的は、各家庭、夫婦、そして個人が『子どもを産み育てること』を自らの権利であり同時に社会的責務と捉え、十分な子どもの数を持つよう促すことです。これにより、人口の質を高め、質の高い労働力の育成につなげたいと考えています」
(VOVWORLD)








