ASEAN未来フォーラムは、ベトナムのファム・ミン・チン首相が2023年9月にインドネシアで開催された第43回ASEAN首脳会議で提案したアイディアとなっています。
来る2月25日と26日の両日、ハノイで、「変動する世界における団結、自立、および包摂的なASEAN共同体の構築」をテーマとする第2回ASEAN未来フォーラム が開催され、ASEAN加盟諸国とパートナーの高官、地域と世界の専門家、学者、ベトナム駐在ASEAN加盟諸国の大使、国際組織などの代表ら500名あまりが出席します。ベトナムのファム・ミン・チン首相は、フォーラムを主宰し、関連活動に参加する予定です。
13日午後、ハノイで開催された記者会見で、外務省傘下外交学院の戦略研究所のチン・ミン・マイン所長代行は、第2回ASEAN未来フォーラムが、2024年にベトナムでも開催された第1回フォーラムと比較して、開催期間がより長く、ASEAN加盟諸国の高官をはじめとする関係者の参加者数がより多く、関連活動もより充実するという3つの点が特徴であると明らかにし、次のように述べました。
(テープ)
「本フォーラムは、ASEANの発展の道のりと未来を形成するために、アイディアや意見を提案することが狙いです。ベトナムがこのフォーラムを主催することは、ASEANにおける自国の主体的かつ積極的な役割、および責任のある一員であることを示します。今年、ベトナムは、ASEAN加盟30周年を記念するので、ASEANのメンバーになって以来、ASEAN共同体の共通活動に対するベトナムの貢献を振り返る機会でもあります」
今回のフォーラムでは、ASEANの自立性の向上と持続可能な開発の推進、分断された世界における連結と平和の推進に向けたASEANの役割、新興技術をマスターするASEANなどの内容が議論されるほか、ベトナムのASEAN加盟30周年に関する写真展が行われる予定です。
なお、ASEAN未来フォーラムは、ベトナムのファム・ミン・チン首相が2023年9月にインドネシアで開催された第43回ASEAN首脳会議で提案したアイディアとなっています。
(VOVWORLD)