25日午前、ハノイで開催中の第15期国会第7回会議で、国会議員は議場で、社会経済回復・開発プログラムを支援するための金融政策に関する決議43号と2023年末までのいくつかの重要なプロジェクトに関する国会決議の実施状況に関する監視チームの報告書とその監視結果に関する国会決議案について討議を行いました。決議43号は、新型コロナウイルス感染症収束後の経済回復を目的として、2022年初頭に国会によって発行されたものです。

中部クアンチ省選出のハ・シー・ドン国会議員は、決議43号は合理的な解決策を提供しており、政府もガソリン税の引き下げや納税の延長など、多くの効果的な解決策を打ち出した。一方、新型コロナウイルス感染症の大きな被害を受けているホーチミン市選出のチャン・ホアン・ガン国会議員は次のように述べました。

（テープ）

「ベトナム経済は回復、発展しています。 2021年に新型コロナウイルス感染症の影響で経済成長率が2.6％にとどまっていましたが、昨年は5.05％に、今年の第1四半期は5.64％になりました。特に、世界経済が複雑に推移している背景の中でベトナムのマクロ経済は安定しており、公的債務は2022年のGDPの43％から昨年の37％に減少しています」

また、南部チャビン省選出のチャン・コク・トアン国会議員は決議43号の実施期間を延期するという草案に賛成するとともに、政府に対し、企業の開発、有力な投資家の誘致のため優遇政策を発布するよう提案しました。北部ホアビン省選出のダン・テイ・ビック・ゴック国会議員は国会に対し、雇用創出、住宅の賃借と購入を支援する政策の実施を延期するよう提案しました。

同日午後、国会議員はグループに分けられ、中部高原地方ダクノン省ザーギア県と東南部ビンフオック省チョンタイン県を結ぶ高速道路建設への投資方針、および2021年～2030年の期間における少数民族の人々が住む地域および山岳地帯の社会経済開発国家目標プログラムへの投資方針改正について討議を行いました。

(VOVWORLD)