本フォーラムは1日間にわたり開催され、「国会の監視活動が国の社会経済発展に寄与すること」と「国会の監視活動が制度、政策、法律の整備に貢献すること」の2つのテーマに基づくセッションも実施されました。
6日午前、ハノイの国会議事堂において、国会常務委員会の主催のもと、「発展を創造する国会の監視」をテーマとした国会の監視活動に関するフォーラムが初めて開催され、チャン・タイン・マン国会議長が出席し、開会の辞を述べました。
本フォーラムは、ベトナム共産党中央委員会による「国会の監視活動の刷新に関する決議」に基づき、新たな方針と観点を効果的に展開するとともに、今後の国会任期における監視活動の重点を明確にし、党の方針や戦略的な決議の実施を後押しすることを目的としています。
また、国会のこれまでの監視活動の全体的な評価が行われ、とくに革新・改善の点、実施上の課題、国会の監視活動の実効性・効率性を高めるための提案や解決策が検討されました。これにより、行政機構の整理・再編、二層制地方政府モデルの整備といった現在の改革の流れの中で、政府と歩調を合わせた取り組みが進められることが期待されています。
開会式で発言したマン議長は、国会常務委員会は制度上の不備を早期に発見し、適切な対応をとるために、法律、政令、通達の執行に対する監視を常時かつ随時に行う必要があると強調し次のように語りました。
(テープ)
「現在、二層制地方政府モデルの実施にあたっては、法律が公布された後、関連する政令がタイムリーに制定されているか、その内容が法律と合致しているか、通達が政令や法律と整合しているかを検証することが不可欠です。こうした点検は、制度の欠陥を見逃さず、速やかな修正につなげるために、定期的かつ突発的にも行う必要があります」
また、マン議長は、社会経済状況が常に変化する現状において、世界と国内の動向に応じて法律や制度を柔軟に見直す姿勢が求められていると指摘しました。
本フォーラムは1日間にわたり開催され、「国会の監視活動が国の社会経済発展に寄与すること」と「国会の監視活動が制度、政策、法律の整備に貢献すること」の2つのテーマに基づくセッションも実施されました。
(VOVWORLD)